約2ヶ月前。
岸和田市某所で猫活動をされている方から預かって欲しいと依頼されて、KSさんが預かった茶トラくんです。
茶トラくんは、
※猫の肉球皮膚炎(=形質細胞性足皮膚炎)
という疾患があり、肉球が腫れてずっと出血しています。
ペットシーツはいつも血だらけです。
この疾患についての概要は“こちら”のサイトを参照ください。
この疾患には免疫系が深く関与していると考えられていて、茶トラくんも漏れなくFIVです。
こんな肉球では外では生きていけないので保護されて、
でも行き場所がないからとKSさんに預けられたわけですが。
預けた方、関わっておられるボランティアさん達は「いずれ引き取ります」と仰られていたそうですが、今は引き取ることを躊躇されているそうです。
当初は、誰も引き取れる人がいないからリリースという話もあったそうですが。
こんな肉球の子をリリースなんて、耳を疑います。
預けた方が2週間から4週間に一度やってきて診察に連れて行くのだそうです。
茶トラくんはフーシャーのため、恐がりなKSさんは触れません。
ただただ毎日、シーツを変えトイレを掃除しゴハンをあげ投薬するだけ。
不憫な生活をさせています。
引き取りますと言っていた方達が引き取らないかもとなった今、茶トラくんの行末を考えねばなりません。
今日はまた一段と出血が激しいと、KSさんがLINEに出血画像ばかり送ってくるので、
凹みます。
茶トラくんが、『茶トラくんのこれから』を思ってもらえていないことにも。
さて。
茶トラくんはKSさんに預けられた子なので、預けられた時点ではシェルターとは無関係でしたが。
シェルター開設に向け動き出してから、預かって欲しいという依頼がとても増えております。
そうでなくてもイレギュラーな案件ばかりで、私達が保護したいと思っている海組、山組(Oさん担当)、二吉さん達はまだ一頭も保護できておりません。
猫ボラは持ちつ持たれつ。
それもそうだとは思います。
が!
保護したい子がいるなら、まずはご自身で保護してください。
【保護するから預かって、できればそっちで里親募集を、、】
とか言われても、はいよーっと引き受けられるほど体力、財力、能力は持ち合わせておりません。
3人で3桁の猫のお世話をこなす毎日はなかなかハードです。
これが逆の立場なら引き受けてもらえるんやろうか。
恐らくは「無理」「場所がない」「自分のとこで手一杯」と断られると思うんやけど。
自分が大変なことは人も大変です。
自分が関わっている現場の子達くらいはご自身で見てあげて欲しいなと思います。
それでもそれが無理で猫が不幸になるかも知れない選択肢しかないのであれば、よく相談し合いましょう。
猫活動者もそれぞれですから。
考え方ややり方はみんな違うので、同じ方向を向いている人にはまぁ滅多に出会えません。
私達3人だって、悪い意味ではなく、全く同じ方向を向いているとは言えないのですから。
難しいな、猫活動。
煩わしさに気を揉んで、肝心な我身の猫活動が散漫になるくらいなら...以下略。
ま、明日も頑張ります。
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