“あおくん”
あおくんが亡くなりました。
私が仕事から帰宅するのを待っていてくれたかのように、あおくんに「ただいま」の挨拶をしてからほどなくして、逝ってしまいました。
あおくんを保護したとき、あまりの状態の悪さに看取りになるかもしれないと覚悟しました。
それでも、僅かながらでも自らごはんを食べたりと快復の兆しが見られたので、このまま良くなるんじゃないか、とにかく生きて欲しいと心から願いましたが、力及ばずでした。
最期は正直、安らかなものではなかったけれど、外で人知れず死んでいく子達が沢山いるなか、あおくんをうちの子として見送ることができて良かったと思います。
けれど、やっぱり悔しいな。
あおくんを邪険にした人間たちに、元気になったと自慢してやりたかったな。
しんどい身体で甘えにきて、ゆっくりゆっくり頭をこすりつけてくる可愛らしい あおくんを、ずっと忘れないからね。
おいしいものを全然食べさせてあげられなかったことが、心残りです。
あおくん、また会おうね。
いつでも戻っておいでね。