タオ永眠しました
今朝、仕事で立ち寄った、山奥にある某パーキングエリアで、見たことのない小さな茶トラが歩いているのを見かけました。
「見たことのない」というのは、3年前までこの現場には20頭近い猫がおり、個人的にTNRや保護で関わったため、現在この現場にいる猫達の顔ぶれは把握していたので、初見だと気がついたのです。
まぁ山の中のパーキングエリアなので、高速で来るか、下道だとうねった道路をぐんぐんと上らないと来れず、猫がひとりで辿り着ける場所ではありません。
粗方、遺棄されたのだと思われます。
過去、見て来た現場の様子から、猫達が暮らして行くにはここは過酷なので、茶トラは保護した方がいいなと思いながら仕事に戻りました。
我家のタオが容態を悪くした際、診察拒否されたとブログでも書きましたが、あれから別の病院へ行くも対処療法しかなく、悪化の一途をたどっておりました。
そのタオを保護したのがこの現場でした。
小さな体で、みんなから外れ、たったひとりで生きていた姿を思い出します。
今朝、小さな茶トラを見かけた際に、「私がこの子を保護したら、タオは死ぬだろうな」とふと思ったのです。
仕事帰りに私は茶トラの保護に向かい、少し時間を要しましたが無事に保護し、帰路につきました。
その帰り道に、休みで家にいたしぃさんから「タオが死んだ」と連絡が入りました。
辛いとか悲しいとかよりも、さくらももこの著書ではないけれども、「そういうふうにできているんだな」と収まりのようなものを感じたのです。
的確な言葉が見つからないですが、「うまいことなってるな」と。
タオが逝くから茶トラに出会ったのか。
茶トラに出会う運命だったからタオが逝ったのか。
2月21日の受診から20日、よく頑張って生きていてくれました。
2歳半という若い命をもっと生かしてあげられなかったことが心残りです。
亡くなる前から、もじゃもじゃ仲間のペイちゃんがそばに寄り添い毛繕いしてくれていました。
みんなに愛されたタオでした。
亡くなってからも、モジャモジャでフワフワでカッコイイ タオ。
自慢の毛並みを整えて、荼毘に付します。
タオ、また会おう。