日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

きっかけ(:物事を始める手がかり。糸口。また、原因や動機。)


私がTNRを始めたきっかけは、数年前に近所に越してきたブラジル人の母娘が、外にいる猫達にやたらめったら餌をばら撒き、猫達が増えていった(集まってきた)ことが始まりでした。

これはとってもいかん状況だとは思いながらも、見て見ぬ振りをしてしまっていたのですが。

3年前の今時分に生まれたルビコやエイヒ達が1歳を過ぎた辺りから、これはホンマに何とかせねばと奮闘することとなったのでした。

猫達は、餌をくれるブラジル人母娘に少しは懐いていました。

ブラジル人母娘は、集まってくる猫達を指差し小躍りしながら、

『トモダチー♪』

と、ご陽気な様子。

子猫が生まれれば目をウルウルさせて、

『キレイネー♪』

と嬉しそう。

ブラジル人母娘がはしゃぐのを見るたびに、私の心は塞いでいくのでした。

でも、兎に角やらねば!と、まずはブラジル人母娘に話をすべく家を訪問。

ブラジル人母娘は殆ど日本語が話せず、英語も僅かに聞き取れるほど。

翻訳機アプリを使って、ポルトガル語で、『猫がこれ以上増えないように不妊手術をしたいから手伝って』と伝えようとしましたが、翻訳機は思っている以上にバカでした。

そこからかなりの紆余曲折があって、一時期は友好関係を結びつつあったブラジル人母娘とは激しく決裂。

今でも正直、「ブッ◯◯ス!」と思う出来事はしょっちゅうですが、全頭TNRが終わっている今は、あの頃よりも寛大な気持ちでいられるのでまだマシかな。


で、この当時、言葉の通じないブラジル人母娘に伝えたいことが伝えられず、やきもきしながら、【ブラジル】【猫】【TNR】などのワードで検索をかけた時にヒットしたのが、当時ブラジル在住で可愛い猫さん達と暮らしておられた、《黒猫の森》さんでした。

突然で失礼なことは百も承知。
そして駄目元で、私は《黒猫の森》さんに事情を説明し、翻訳していただけませんかとメールを送りました。

《黒猫の森》さんはすぐに快く引き受けてくださり、ブラジル人母娘へ私の思いを伝えることが出来たのでした。
《黒猫の森》さん、その節は本当に本当にありがとうございました!
何度も翻訳をしてくださり、とても感謝しています。
ブラジル人の国民性も知ることが出来、ブラジル人母娘を理解する助けにもなりました。

それでも結局、何を言ってもブラジル人母娘には響かなかったことが残念でなりません。

当時も今も、ブラジル人母娘は外猫達に餌をばら撒き、他人の敷地にフードの空袋やゴミを投げ捨てています。

そして、あの当時からブラジル人母娘の家にいる三頭のメス猫は、今現在も不妊手術がなされないまま。
そのことについても、不妊手術しましょう!と何度も何度も説得をしましたが、聞く耳を持たず。

因みに、トミクンはそのブラジル人母娘の家にいた子なのです。
生後一ヶ月の頃に、母猫であるルビコと一緒にいるところをブラジル人母娘が連れ帰ってしまったのでした。

オスのあの子が成長したら、大変なことになる。
ブラジル人母娘を引き止めましたが、部屋を分けて飼うの一点張り。
それが初夏で、日は過ぎた10月3日、ブラジル人母娘の家の前で鳴くトミクンを発見しました。

何かの拍子に出てしまって、入れて欲しいと鳴いているようでしたが、ブラジル人母娘は何故かトミクンを中に入れませんでした。

これは保護のチャンスではないか!
頻繁に発情期鳴きをしているメス猫が三頭もいる家に、オスを置いておくわけにはいかない。

「おいで。」と手を伸ばすと、トミクンはすぐに寄って来て、すんなり抱っこされました。
駆け足で我家に連れ帰り、今に至ります。
(10月3日で、トミクンと命名)



さて、その頃から時間を少し巻き戻して。

ブラジル人母娘が外猫達に餌をばら撒くきっかけになったのが、Nさんがお世話している、トワのお母さんや代違いの兄妹猫でした。
この子達は既にNさんが不妊手術をしていたのですが、可哀想だからと耳カットはなし。
この時、TNRすら知らなかった私に、初めてTNRについて教えてくれたのはNさんでした。
今思えばかなり大まかな説明でしたが。


トワのお母さん、クロちゃんはもう10歳近いと思います。



トワの次のシーズンに生まれたのが、サビちゃんと、




ウシくん。(with 直角)



ウッシー、鼻の模様のせいで、鼻の穴がものすご大きく見えるのよね。
研ナオコ似。
チャームポイント。

この三頭、最近やっと触らせてくれるようになりました。
触れるまでに5年かかった。

本当はもう一頭、兄妹に黒猫の女の子がいたのですが、除草剤の入った水を飲んで、亡くなってしまいました。




餌やりがいるから猫がいるのか。
猫がいるから餌やりがいるのか。


どちらにせよ、不妊手術は必須です。



話が長くなりました。

これでもかなり割愛したのですが。

長々と文章を書くのが上手ではないので、解りづらかったらごめんなさい。

とまぁ、そんなこんなのちょっとだけ過去を振り返ったお話でした。


書きたいことはまだ山の如しありますが、疲れたので、この辺で




黒猫の森》さんは、現在は旦那さまと猫さん達と日本に戻られていて、お仕事の傍、ジュエリーのオンラインショップをされています。

ジュエリーショップ 黒猫の森

ブログも、いつも勉強になるのですが、特に、猫さん達を連れて日本に戻るまでの〈ブラジルから日本へ 猫の渡航〉はぜひ読んでみてください!
愛猫と日本に帰るまでの長い長い道のりに、心打たれます。





さ。
世間はゴールデンウィークだそうですが、世間のお休みは繁忙期な仕事柄、明日からまた怒涛の連勤。
鬼のように働きます。



それでは、18散歩に行ってきます♪




また!