日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

2015 TNR報告(7)


私たちは公益財団法人どうぶつ基金が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
今回、大阪府南部のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)から6月分7頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。」




どうぶつ基金さま、ご寄付くださったみなさま、ありがとうございます。


今回は、いただいたチケットのうちの3枚と、1頭は実費で計4頭、いつもお世話になっている【ありす動物病院】さんにて、手術していただきました。



まずは海辺から1頭。
白黒さん、メス


先週の捕獲時に、一番狙いにしていた彼女です。
前回はうまくかわされ捕獲できずでしたが、今回はさくっと捕獲。
恐れよりも食欲が勝ち、餌やりさんがくれたお刺身をくわえながら、ムキーッと怒りつつクレートイン。
というのも、彼女はまだ生後半年なのですが、妊娠後期。
そんな若さでお母さんにするのは忍びなく、もし出産したとしても育てられないのではないか?

それよりもこの現場では、子猫が育たないのです。

近所の子供達が生まれたのを見つけてはオモチャにし、もて遊んで殺してしまうから。
そして悲しみもせず、悪びれもせず、

「死んでしもたから、埋めて」

と、餌やりさんに放り投げていくのだそうです。


あるいは、この場所から子猫を連れ出し、全く離れた場所に放置してきたり。

しかも以前には猫に危害を加える人間が出入りしていて、子猫を見れば踏み潰して殺す。
海に投げ捨てる。
その人間が来ると猫達が恐怖のあまり自ら海に飛び込む。
当時からいる餌やりさんがその現場を目撃し、犯罪者として罰を与えましたが、動物絡みの事件、ましてや外猫となるとたかが知れている。
今もどこかで猫を殺めているのではと思うと、胸が掻き毟られる思いです。

不穏な現場は、それでも以前に比べればうんと平和になったと餌やりさん達は言いますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

現に、春先にTNRした猫が数頭いなくなっているのです。
それも人懐こい子ばかり。

とにかく、これ以上この現場に猫を増やすわけにはいきません。

子供達にも良いことと悪いことの区別がつく人間になってもらわなければ。

伝わるでしょうか。
本当にアホそうな子達なんです。
あ、すみません、つい本音が...

でも、私も、【堕胎】をお願いし、子猫を殺している。
勝手なもんですが、割り切って考えるしかないのです。
産まれて苦しむのなら、産まれてこない方がいいのではと思いますし、母猫が今後妊娠しなくなるということを優先させたいから。



続いて2頭目は、だんじりに燃えるあの地から、黒猫さん、メス


餌やりさん達が悠長に責任転嫁し合っている間に、出産。
子猫達が離乳したので、不妊手術となりました。



頭目も同じく、だんじりに熱い地からキジさん、メス


この子も春先に出産。
子猫達が離乳したので、不妊手術となりました。



頭目も、だんじりに熱く燃える地の、うーーんと山の方にある現場から黒白さん、メス


彼女も春先に出産。
子猫達が離乳したので、不妊手術となりました。

この子の捕獲は、場所や状況的に難儀するかもと覚悟して行ったのですが。
現場につくと、まるで待っていたかのようにちょこんと座っていたので、鼻息荒く捕獲器をセット。
警戒心は強いので、かなり離れて待ち、様子を見に行くと入ってくれていました。

良かった!

が、それで終わりではなく。
この現場には子育て中のメスが確認出来ているだけであと2頭はいるので、近日TNRに取り掛かる予定です。

この現場、昔から猫が多いそうなのですが、その割には全体数が少ないのです。

なぜか?

約20年に渡り、産まれた子猫達を他の地に遺棄し続けている人間がいるから。

その方ともまたよく話さなければなりません。

遺棄=犯罪とご存知ないようで、

「せんど(散々や沢山の意)置いてきたでー!ガハハ」

と、にこやかに。
自分勝手に問題は解決したと思い込んでいる。

ホンマにもう、呆れて目ぇ座るわ。


ということで、各現場の問題はまだまだ山積みです。

頑張ります!という言葉は嘘臭くて嫌いですが、頑張るしかないのです。


今回はメス4頭、安全を確保したのち、リターンしてきました。

海辺の現場には先週リターンした子達もいるのですが、可愛くごはんをねだっておりました。



ここもまだまだ続きます。



疲れと睡眠不足で、2日で体重が3キロ落ちましたが、すぐ元に戻りました。

ちぇ。


そして今回のTNRは、また別のお話が続くのです。


が、それはまた次回に!


それでは、また!


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