日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

あなたはだあれ?


9月の半ば辺りだったでしょうか。

ご近所の、猫つながりのHさんから、

『貴女の家の向いの畑で、生後二ヶ月ほどの子猫を見ました』

と、メールがきました。

うちの地域にいる外猫はみんなTNRを終えているし、他所からのオス猫がたまに現れることはあれど、子猫がいるなんてあり得ないのです。

遺棄されたとかは別として。

猫つながりのご近所さんたちは、餌はやれども、猫の見分けがついておられないので、身体の小さいメス猫を見間違えたんだろうと、あまり気にしていませんでした。

IKKOさん風に「まぼろし〜」とかふざけながら、呑気にしていたのです。

うち地域にいる猫達の見分けが完璧につくのは私しかいないと自負して、子猫なんているわけがないと高を括ったのです。

それから二ヶ月が経過し、その間、子猫の目撃情報は誰からもありませんでした。

それが、11月の終わりに、18散歩から帰宅したしぃさんが、子猫を見たというのです。

「ホンマにおるんやろか。」

不安な気持ちになりました。


数日後、餌やりのYさんに道でバッタリお会いして立ち話をしていると、Yさんが、

「ヨッチとすごく仲良しの猫がいるんやけど、あれはチビ(みっちゃん)の子供なんかな?耳カット入ってないんやけど。」

Yさん宅は、ヨッチ達を自由に出入りさせているのですが、数ヶ月前からヨッチについてキジ猫が入って来て居着いているというのです。

ここでもピンと来ていない私は、キジ猫でみっちゃんの子供なら、イゴッチかツムかな。
でも耳カット入ってるしな。



“?” なままその場はお別れして、数日後、Yさん宅に猫達のフードを差し入れに行ったとき、玄関先でそのキジ猫について更に詳しくたずねていると、Yさんの背後からひょこっと顔を出したのは、初見の小さなキジ猫でした。

「誰!?」

「ホンマにおった!」



9月の目撃情報時に二ヶ月ほどだったなら、現在は生後半年ほど。

見た目的にもそれくらい。

女の子なら、じきに発情期がくるだろう。
ということで、昨日、TNRとなりました。

もう居着いちゃってるし、サクラという名前までつけてもらってるし、最早Yさんちの子と言っても過言ではないのですが、自由に出入りしているので、耳カットはありです。

女の子女の子とみんなで思い込んだ割には、しっかり男の子でした。

しかし、どこから来たのかしらん。

餌やりの目立つ現場ゆえ、棄てられたかなぁ。

地域の猫がTNR済みでも、子猫が現れることもあるんやで、私!

と、肝に命じた一件でした。