よかった。20111001
昨晩。
バイトから帰宅して、半身浴をしながら柿を食べた。
風呂場に持ち込んだ、
小川洋子 著 『犬のしっぽを撫でながら』
を読んでいたら、一時間も経過していて、
あらま。と思った途端、電球が切れた。
柿食べて本読んで電球を交換した。
いつもにも増して、忙しい入浴となった。
なかなか出てこない私を心配してか、ドアの向こうでトッさんが鳴いていた。
イチハチは眠っていた。
さて。
朝散に出てすぐのところで、近所のマダムがドブ攫いをしていた。
「おはようございます。」
挨拶を交わす。
このマダムこそ、トッさんの血縁関係にあたる猫ニャンズにごはんをあげている張本人で、
「避妊する。」「去勢する。」
つて、なかなかしなかった結果、トッさん達のあとにもポコポコと仔猫が生まれてしまい、
沈黙しつつも憤りを感じていた訳ですが。
ついに、やっとこ、全猫ニャンズの去勢・避妊に踏み切られたそうです。
拍手。
私が把握出来ているだけで、8頭。
なので、それ以上いると思われる。
猫が好きで、家でも猫を飼っている。
その辺をウロウロする野良猫(トワハハ)も可愛くて、ごはんをあげたら懐いちゃって、
そしたら幾度となく出産しちゃって、その度にハハ猫は育児放棄するので、
仔猫を育てつつ里親を探す、ということを繰り返してきたらしいマダム。
着手が遅すぎた感も否めませんが、結果オーライ。
懐いているとはいえ、そこは野良猫。
捕獲するだけでも大変だったと思われます。
身から出た錆とはいえ(冷たい?)、実行に移して下さったことに感謝です。
マダム、ありがとうございます。
ちなみに、うちの近所には去勢・避妊手術専門の動物病院があって、
全頭そちらで施術したらしいのですが。
「ということは、耳カットしたんですか?」
(耳カットの詳細はこちらをご参照ください。)
と訪ねたところ、最初の一頭はしたのだけれど、傷痕があまりにも痛々しいので、
あとの子達(一体何頭いるのかはわからない。)はしなかった、とのこと。
まぁ、あの子達はみんなマダム宅から離れることはなさそうだし、それでもいいのかな?
と、笑顔でお礼を申しておきました。
手術のお値段について詳しく聞いてみると、
家猫だと、27000円前後(トワもそれくらいでした)。
野良で、その半額。
耳カットをすると、更にその半額になるので、
単純に計算すると6、7千円なんだけれども、
マダムは5千円ちょいと仰っていたので、そうなんだと思います。
でも、マダムは耳カットなしのお値段な訳ですから、
「かなりの費用がかかったのでは?」
とお聞きしたところ、ウフフ。と笑っておられました。
ウフフ。=マダムだから大丈夫☆
と受け取ることに。
トッさんと暮らし始めてから、今まで以上に気にかかる野良猫の存在。
これまで犬派を貫き、猫に手出ししなかったのは、
感情移入しやすい(しかも悲観的な)私が、猫にまで心を奪われてしまったら、
どこにでもいる野良を構わずにいるなんて、不可能なのでは!?
と我が身ながらに恐れていたから。
でも、結局、なんの因果か猫と暮らすことになり、
恐れていた現実に、抜き足差し足近づきつつある現状。
未来のことなんてわからない。
でも、“うちの猫”は増えそうな気がしてならない。
あくまでも小声で。
なんてことを考えながら帰宅して、イハトのオモチャをガシガシ洗って干す。
干していると、三頭揃って、
「殺生なーっ。」
と縋りつきに来たのがおもしろかった。
殺生なーっ。=洗って干したら遊べないじゃないか!と悲しんでいる。
恩を売る訳ではない。
逆に、恩を感じているくらいだが。
キミタチは幸せなんだよ。
お家と愛があるからね。