日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

ムギ 永眠しました


2018年7月17日10時40分

FIPドライの症状からウェットに移行したようで、数日前から腹水が溜まり始めました。
そこからは立ち上がることも寝返りを打つこともままならなくなり、焦点も合わず、意識が朦朧としているようで、オシッコも失敗ばかりで、何度も嘔吐し、四肢を突っ張らせては仰け反るということを繰り返していました。
安楽死の選択はどこを目処にすればいいのか。
腹膜炎で亡くなっていく子達を目前にいつもいつも考えることですが、今だ安楽死を選択した子はおりません。

いつもなら明方に家へ帰るのですが、ムギの命があと数時間であろうことは明らかでしたので、朝担当のKSさんが来るまで残ることにしてムギと過ごしました。
連休中で良かったと思います。
KSさんから、もうすぐシェルターに着くから一旦帰ってと電話があり、後ろ髪を引かれながらも、家の子達のこともあるので、10時15分頃にシェルターを出ました。
家に着く少し前にKSさんから再度電話が鳴り、もうそろそろやと思うというので、慌ててUターンをしてシェルターに戻りました。
もう少しシェルターにいれば私も看取れたのに。
シェルターに着く頃にはムギはもう息を引き取っていました。
静かに静かに亡くなりました。


私はムギが大好きでした。
シェルター内を唯一自由に過ごさせていたムギ。
みんなのご飯の支度を始めると奥の物置のようなスペースから出てきて作業台に飛び乗り、用意したみんなのごはんを少しずつ味見して私に叱られていたムギ。
肌寒い時期はソファで眠る私に甘えてよく一緒に寝てくれました。
ムギ!ムギちゃん!
呼べばいつもお返事をしてくれました。
ムギが保護されてきてから一緒に過ごした時間はたったの3ヶ月ですが、ムギは私の中で少しだけ特別だったのです。
もっと写真を撮っておけば良かった。
そう思い見返した携帯のアルバムには、思っていた以上にムギの動画が収められていました。


何気なく過ごした3ヶ月がいかに大切やったかを思い知ります。






ムギ。
お疲れさまでした。
またね。
ムギ。
さようなら。
さようなら、ムギ。