2015 TNR報告(9) と、チッチの経過
降り続く雨に、うちの猫たちもアンニュイ。
私は前回の記事の餌やりさん達のことで疲れ果てて、脱力。
人に対してこんなにも消耗したのは久々です。
もう二度とイヤです。
さて、昨日。
台風接近中の大雨降る早朝4時から、海辺の猫たちを捕獲に行きました。
悪天候も相俟って、一番狙いの白黒ちゃんは出ても来ず。
捕獲器を持ってびしょ濡れになりながら移動する私の横にパトカーが停車したのですが、なんでかスルーされました。
声を掛けられたら言いたい事が沢山あったのに!
虐待とか遺棄とか!
改めて出掛ける事に致します。
白黒ちゃんはさっくり諦めて、別の海沿いの猫たちを捕獲に車移動。
陽が昇るのと同時に雨足も和らぎ、猫たちがワラワラと出て来たのですが、来るのはTNR済みの子達ばかり。
その子達と戯れながら様子を伺っていると、来ました来ました、未TNR組。
その中でもこの日の狙いは三毛ばーちゃんこと、チッチのお母さんです。
TNR済みが周りに居るため、ピンポイントで捕獲器を掛けられないので、手での捕獲を企みたのですが、2回も失敗。
今日は駄目かと思ったところに、この現場のサブ餌やりさん登場。
(メイン餌やりさんは別にいます)
この方が救世主となりました。
カリカリを食べてるところをグワシッとつかんでクレートへ。
餌やりさん達の話では、三毛ばーちゃんは10歳はいっているはずで、もう妊娠しないと思っていたらば、こそりとチッチ達を出産していたのでした。
ばーちゃんでも妊娠するんです。
人間の勝手な見解を押し付けて、思い込んではならないのです。
過去、何度も恐い思いをしてきた三毛ばーちゃん。
今回もかなり恐ろしかったでしょう。
でも三毛ばーちゃん、これで幾度となく繰り返してきた出産、育児からは解放されたので、あとはのんびり暮らしてくださいね。
悪い人間に捕まりませんように。
個性的な色柄の三毛ばーちゃん。
チッチは必ず幸せにしますからね。
残りの子猫達も出て来たら保護して、素敵な里親さんの元に送り出す決意でいますので、もうそろそろ人前に連れて来て欲しいと思います。
もう一頭は、この現場では見慣れない顔のチビキジさん。
また遺棄か?
この現場周辺にはまだ多くの猫たちがいるので、移動してきたのか。
とにかくいずれにせよTNR対象にはなるので、優しく捕獲。
あどけなくて、切なくなるなぁ。
人慣れはしていないのですが、飢えてる感あり。
リターンに行ったらよく似た子がもう一頭いたので、兄弟かなぁ。
TNRの現場にはいつも、なんとも言えない胸苦しさが付き纏います。
人間の身勝手さに憤り、TNRしかできない自分にウンザリします。
この日は2頭予定で、今回も『ありす動物病院』さんにお世話になりました。
いつもありがとうございます!
AちゃんのところのTNR組と合わせて計4頭。
待ち時間には気分転換に音楽を聴きながら、朝食兼昼食。
所用を済ませたりしていると、お迎えTELがあり、お会計を済ませて帰路につきました。
さて、さてさて。
チッチの右前肢の治療経過はすこぶる良好です。
若い力は素晴らしい!と、担当獣医師が歓喜しておりました。
腫れが引き、皮膚も再生し始めました。
今では両手を使って、ドスコイ遊んでます♪
舐め崩さないように、包帯はしばらく必須です。
まだ本決まりではないですが、里親候補も決定しました。
右前肢がしっかり回復したら、我家を卒業致します。
寂しくなんてないよ!
近所だから(^^)
では、また!
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