数日前、トッさんのカラーを新調しました。
装着した日の晩、正しくは日付が変った朝方、
眠る私達のそばを、何かに追われるように逃げ惑うトワ。
夢現のはざまで、またネコ特有のヒトリウンドウカイかと思っていたのですが、
どうも様子がおかしい。
怯えている。
しまいには、普段は私の布団の上で眠るのに、
中に入れろと潜り込み、私の腹部にしがみついて開口呼吸をしている。
ネコが開口呼吸だなんて、通常では考えられない。
眠っていた私は認識出来ていないけれど、
相当長い時間走っていた様子。
目を見開き、小さなお口をポカッと開けて、
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、、、」 つづく。
…か、かわいい!!!
なんて思っている場合ではない。
何が起こったのか。
何がトワを怯えさせているのか。
起きぬけの、朦朧とした頭で思いを巡らし、
辿り着いたは“新調したカラー”。
試しに外してあげたところ、落ち着きました。
黒地にゴールド、大きめの鈴。
この鈴とトッさんの相性が最悪だったらしい。
大きさか?
音か?
何度鈴を前にしても背後に回ってしまうという、位置問題か?
細かい理由はどれにせよ、トータルで鈴。アウト。
この一件以来、鈴の音が聞こえただけで隠れるようになってしまいました。
カラーそのものがアウトなのでは?という疑いもあり外していたのですが、
家の中でノラ状態。
うちの子の証がないのは愛想ないなぁと、
鈴だけを外し装着してみたところ問題はなし。
至ってゴキゲンサン。
鈴。
音がしないと、トッさんがどこにいるのかわからないことがちょくちょく。
呼べば必ず出てくるんで、まぁアレなんですが。
なんか、ねぇ。
チリリンて、音がせーへんのはさみしいなぁ。
逃げ惑った日の日中。
疲れきっている。
無音で激しく遊ぶ様。
ハハのスリッパをかっさらい、三角(赤い部分)からネズミを狙う。
「そこからのぞく意味がわからん。」
「普通に見た方が、よう見えると思うんやけど。」
と話しかけながら、頭の中では、
Theピ―ズの「意味なんかないエー♪」がジャカジャカと流れておりました。
曲のタイトルは自粛します。
トワ子ちゃん。
神経質で好き嫌いがいっぱい。
オッチャンみたいなオバチャンみたいな、サバ柄のネコ。
鼻先で缶詰を開けてあげると、
「ホギャォーーー!(くれーーー!)」と鳴く様が愛おしい。
オカーチャンは約束するよ。
アナタにはもう絶対に鈴をつけたりしないからね。
さて。
来春、観たい舞台が5本ある。
内3本は絶対。
残り2本は悩み中。
その中の1本、「サド侯爵夫人」を観るか観まいかで色々と調べていたら、
容易く三島由紀夫氏の最期、割腹自刃に行き当たり、生首写真に仰け反る羽目に。
アッポコの私は、かの有名な文豪があんな最期を遂げられていたとは露ほども知らず。
驚きの余り、観るとか観ないとかは何処かへ飛んで行ってしまったのでした。
白黒写真て、こたえるのよね。