日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

あなたの知らない世界

お犬を気持ち良くするための学校に通っていた頃、

『お犬を叱る時は、自分の喉が痛くなるくらいの低い声で。』

と躾の先生が言っていた。


ので。
今まで何度も実行したきた。

けど。
どんな低い声も恐い顔もガン見も、リォンリには利かなかった。

どんな低い声も恐い言葉も鼻かぶりも、イイヲには利かなかった。


バイトを終え、23時前に帰宅。

遅い夕飯を取っていると、かまって欲しいハクビが私の座っている椅子をわざとらしくガシガシとかじる。

どうせ利かないだろうと思いながら、両手でハクビの顔を包み込みかなりの至近距離から、酒やけのニューハーフさながら低ぅーーーい声で、

「おい、ごら、ハクビ。椅子かむなっちゅってるやろ。オケツしばくど。」

とドスを利かせてみた所、目を見開いて後退り、くるっと踵を返しタタタタッとしぃさんの部屋に逃げ込んで行った。

利いた。

恐いのが出たっ!!と、落ち着きなくしぃさんの体を踏み踏みしてからイッくんに報告。



利く子には利くんだなぁ。


ハクビくん、この夏初の恐怖体験でした。