日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

20120608〜0702ノ記録。と、ナナイ。

夏、到来。
想いは既に秋の空。

いかがお過ごしでしょうか。



『20120608〜0702の図書』

■欲しい/永井するみ
偉大なる、しゅららぼん万城目学




『20120608〜0702の映画』

源氏物語 千年の謎
Beauty うつくしいもの
■ルイーサ
キッズ・オールライト
■4デイズ
ゴーストライター
■ ジャージのふたり
ラブ&ドラッグ
■玉割人ゆき
ワイルド7
サラリーマンNEO
■私だけのハッピー・エンディング
■恋人たちのパレード
アントキノイノチ




『7月1日 16時15分』

何事に置いても、事が起こる前というのには前触れや前兆があるのではないかと思います。

導かれるような。

向かうような。

そうして無意識に形成されている、
受け入れの意識。


高速からほど近い裏寂れた路地裏に、私とイイヲときちゃない子。

誰もいない。
親兄弟も見当たらない。

私たちが立ち去ると、この子はひとりぼっちなのかしら?
野垂れ死にしちゃうのかしら?

躊躇いの指先でそっと触れ撫で、
状態を確認します。

両目から膿。
ノミだらけの痩せ細った小さな小さな身体。

前兆の元そのものに出会ってしまったらしい、西陽眩しい雨上がりの夕刻。

むんむん唸りながら、
キャヒキャヒ喜ぶイイヲを宥めながら、
連れ帰ったその足でかかりつけの動物病院へ向かい、時間外診察をお願いしました。

診察等々の小一時間で、きちゃない子はちょっとばかし小綺麗になりました。

目の周りがすっかりハゲですが、
彼女はとてもキレイな猫になると思われます。
クリームがかった身体に、所々混じる美しいグレーとブルーの瞳がそう予感させます。

彼女の名は、保護した7月1日をもじって“ナナイ”。



トッさんで免疫がついたのか、
意外と我関せずなイチハチです。

トッさんは初日恐ろしいことになってましたが、
徐々に落ち着いています。




この日は渋ちゃんと朝早くから朝市へ行き、
カフェで食っちゃべってバカ笑いしてたころには想像もつかなかった午後なのでした。





またお目にかかります。