とても寒い日でした。
5日ぶりの休日は、イチハチ孝行をすると決めていました。
ちょっと足を伸ばして、海?なんて思っていたんですが、
海風の冷たさは厳しいであろうと、
近くの公園で存分に遊んで頂くことに。
落ちたイチョウの葉が広げる、黄金の絨毯。
陽が射すと眩いほどに輝いて、息をのむ綺麗さ。
フリスビーコをお口にすると、荒れる(楽しバロメーターの針を振り切る)ハクビと、
静かに草を食むイイヲ。
(静かに草を食んでいるなぁと油断していると、突然に暴走するので注意が必要。)
それにしても。
通常のサクサク歩く散歩とは違い、遊ぶ彼らを見守るというのは、かなり冷える。
感覚ではなく、視界に入る鼻水。
自分で見て丸見えってことは、相当垂れているのだな。
涙も止まらず。
ぬっくぬくのブーツを履いてきたというのに、
冷え切った爪先は、靴下がぬれているんじゃないかと錯覚するほど。
走っては「抱っこー」と駆け寄ってくるイチハチのお洋服の間に手を入れ、暖を取る。
いつも感じている愛しいが、一際愛苦しいものに感じることがある。
込み上げる愛しさに、何度もハグをするけれど。
足りなくて、切なくて、泣きそうな思いに見舞われる。
いつかは来るであろう、この世でのサヨナラに、早くも胸を掻き毟られて。
立ち直れない心情、否、私達は今こうしているのだからと打ち消したりする。
そこには、突然訪れたリォンとの別れが大いに関係していて、
いつも、ほんの少し、どこか怯えているのです。
伝え過ぎることなどない。
大好きだと、大切だと、毎日毎日、何度も何度も彼らに伝えよう。
言葉で、手で、体温で、感触で、ニオイで。
感傷的になって、寒空の下、公園で少し涙したのでした。
涙して、イチハチを抱きしめたら、
「嬉しい嬉しい」と全身を預けてくる彼らが、またより一層愛しくて。
泣いて笑って、笑って笑って、とてもいい気分になって、
お写真をいっぱい撮って帰宅しました。
いつもそばに居てくれてありがとう。