日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

「108」 20111008

「この“ひし形”に、手が入ったら助ける。」

「この“ひし形”に、手が入らなんだら助けれん。」


ちょうど一年前の、2010年10月8日。


そう決めて、駐車場と隣家を隔てるフェンスの“ひし形”に手を入れました。


グッグッと押し進めた結果、

“ひし形”が小さかったのか、私の腕が太かったのかはわかりませんが、

手は入らなかった。

「この“ひし形”に手が入らなんだら、助けれん。」

とは決めたものの、もう、どないもこないもな心情になっている。

ほっぽって、家に帰るなんて無理くさい。


さて、どうしたものか。


その辺は都合よく、決意の内容を変えてみたりする。

「この“ひし形”が、簡単に広がったら助ける。」(器物損壊)

「この“ひし形”が、広がらんかったら助けれん。」(心苦しい)

グッグッと(物凄い力で)押し広げた結果、

“ひし形”はニョーンと楕円になって、私の手は仔猫をガッツリと掴むことに成功。


「…あいやー(困ったときの口癖)、成功させてしまった。」


と、助けておきながら困ってしまって、

ニャンニャンニャニャーン♪と、呟くような半分歌うような、

複雑な心境で家へと連れ帰ったのでした。


ちなみに、フェンスの“ひし形”は、なんちゃって程度には戻しておきました。



そうして連れ帰られた仔猫のファーストショットがこちら、



ホワッホワ。


翌日の朝。

昨日のアレは夢やったんちゃうか?とカゴをのぞくと、

やっぱりおったで、ザ・現実!のショットがこちら。



家猫2日目もホワッホワ。


イチハチが近づくと、まだ殆ど見えていないであろう目を見開き、

懸命に威嚇していた姿を思い出します。





拾った張本人でいながら、

家族の中で、いちばん最後までトワを受け容れられなかったのは私でした。

思いの波と、激しい葛藤に苛まれた日々は数知れず。


どうしていいかわからなかった「猫」が、

時間を重ねることにより、

愛しい愛しい「猫」へと変化を遂げた。


トッさんは、私が敢えてシャットアウトしてきたことを、

教えにきてくれたんだと思ったりしました。


共に過ごす分だけ、愛情は増す一方。

それは、イチハチにも言えることで、

大好きで大好きで大好きの思いしかないのは、イハトに対してくらいのもの。


貴重な感情を、ありがとう。



トッさん、改めまして。

一年は早かったね。

二年も三年も早いと思う。

共に、濃厚なものにしていこう。

=もっと濃厚に絡みに来てほしいと欲張ってます。

これからもよろしくね。








とは言いつつ、

私は、この10月8日トワの日を忘れていて、

昨日、kummyさんに言われて、

「せやった!せやった!」

と思い出したのでした。

しぃさんに、

「今日はトワの日やで。」

と教えてあげると、

「10月9日やのに?」

とまたとぼけたことを言って、8日をすっとばしてどこかへ行ってしまいました。


薄情な両親でスマンコツ。




そんなトワの日に、たーーーーーーんまりのギフトを贈って下さった小春ママさん。

豪華さに驚いて、仰け反ってお礼を言い、早速遊んだり食べたりさせて頂きました。


心から、ありがとうございました!!!






みーんなが寝静まる夕方4時。

感慨深く、バイトへ行くと致します。