「この“ひし形”に、手が入ったら助ける。」
「この“ひし形”に、手が入らなんだら助けれん。」
ちょうど一年前の、2010年10月8日。
そう決めて、駐車場と隣家を隔てるフェンスの“ひし形”に手を入れました。
グッグッと押し進めた結果、
“ひし形”が小さかったのか、私の腕が太かったのかはわかりませんが、
手は入らなかった。
「この“ひし形”に手が入らなんだら、助けれん。」
とは決めたものの、もう、どないもこないもな心情になっている。
ほっぽって、家に帰るなんて無理くさい。
さて、どうしたものか。
その辺は都合よく、決意の内容を変えてみたりする。
「この“ひし形”が、簡単に広がったら助ける。」(器物損壊)
「この“ひし形”が、広がらんかったら助けれん。」(心苦しい)
グッグッと(物凄い力で)押し広げた結果、
“ひし形”はニョーンと楕円になって、私の手は仔猫をガッツリと掴むことに成功。
「…あいやー(困ったときの口癖)、成功させてしまった。」
と、助けておきながら困ってしまって、
ニャンニャンニャニャーン♪と、呟くような半分歌うような、
複雑な心境で家へと連れ帰ったのでした。
ちなみに、フェンスの“ひし形”は、なんちゃって程度には戻しておきました。
そうして連れ帰られた仔猫のファーストショットがこちら、
ホワッホワ。
翌日の朝。
昨日のアレは夢やったんちゃうか?とカゴをのぞくと、
やっぱりおったで、ザ・現実!のショットがこちら。
家猫2日目もホワッホワ。
イチハチが近づくと、まだ殆ど見えていないであろう目を見開き、
懸命に威嚇していた姿を思い出します。
拾った張本人でいながら、
家族の中で、いちばん最後までトワを受け容れられなかったのは私でした。
思いの波と、激しい葛藤に苛まれた日々は数知れず。
どうしていいかわからなかった「猫」が、
時間を重ねることにより、
愛しい愛しい「猫」へと変化を遂げた。
トッさんは、私が敢えてシャットアウトしてきたことを、
教えにきてくれたんだと思ったりしました。
共に過ごす分だけ、愛情は増す一方。
それは、イチハチにも言えることで、
大好きで大好きで大好きの思いしかないのは、イハトに対してくらいのもの。
貴重な感情を、ありがとう。
トッさん、改めまして。
一年は早かったね。
二年も三年も早いと思う。
共に、濃厚なものにしていこう。
=もっと濃厚に絡みに来てほしいと欲張ってます。
これからもよろしくね。
とは言いつつ、
私は、この10月8日トワの日を忘れていて、
昨日、kummyさんに言われて、
「せやった!せやった!」
と思い出したのでした。
しぃさんに、
「今日はトワの日やで。」
と教えてあげると、
「10月9日やのに?」
とまたとぼけたことを言って、8日をすっとばしてどこかへ行ってしまいました。
薄情な両親でスマンコツ。
そんなトワの日に、たーーーーーーんまりのギフトを贈って下さった小春ママさん。
豪華さに驚いて、仰け反ってお礼を言い、早速遊んだり食べたりさせて頂きました。
心から、ありがとうございました!!!
みーんなが寝静まる夕方4時。
感慨深く、バイトへ行くと致します。