鳴き声が気になりはじめた3日目の朝。
窓を開けて耳を澄ませば、それはとても近くから聞こえる。
階段を下りて、鳴き声のする方向へ歩いて行く。
私の車を駐車しているスペースの裏手、フェンスを挟んだ民家の壁沿い。
ヨッチヨッチと小さな生き物。
鳴き声が気になりはじめて3日=鳴き始めて3日、の推測に間違いはないはず。
3日もここでヒトリボッチだということは、オカーサンとはぐれたか?
置いて行かれちゃったか?
人の手によって捨てられた、という風ではない様子。
見つけちゃったからには、あれこれ色々考える訳で。
頭上にはカラスが飛び交い、カーカー言ってるし。
このまま放置して、翌日悲しい姿でご対面なんて、それだけは避けたいし。
ぬぬぬーんっ
考えて、考えて、両手にそっと乗せ、部屋へ続く階段を上る。
「里親が見つかるまで。」
と決めて。
というわけで。
うちには今、仔猫がいます。
チョー仔猫。
ヨチチチ歩きの、体重225g。
生後、8〜14日といったところでしょうか。
ハムスターチックなチョー仔猫。
チョー仔猫、と言っても想像がつかないかもしれないので、
私の手(おそらく成人女性の標準サイズ)と見比べを。
昨日、10月8日の午前に連れ帰り、ツイッターやナンコ好きの友人に助けられ、
夕方かかりつけの獣医師に�пB
「今は小さ過ぎて何も出来ないので、検査もワクチンも6週以降(体重800g以上)に。」
「イチハチとは隔離。」
とのこと。
仔猫の育て方を調べ、
友人ズ・知人ズづてに里親になってくれる方がいないかを広めちぅ。
いつまでうちにいるかはわかりませんが、名前がないのも不便なので。
イチハチ同様の由来で、
連れ帰った10月8日を元に、108で、「トワチャン」と命名。
後づけですが。
「永遠」・「永久」のご縁に恵まれますように、との願いも込めて。
小さ過ぎてまだ哺乳瓶も吸えないので、スポイドでまめに授乳。
「もういらない、プイッ」とされちゃうので、授乳をやめると、
マイ前足を吸うわ吸うわ。
「猫」と暮らしたことがありません。
しかもこんなに小さい仔だなんて、戸惑うことばかりです。
共に過ごす時間が長くなればなるほど、別れたくなくなるのでしょうが。
家事情とオイヌ事情で、現在は厳しい状況下。
素敵な里親さんに巡り合えるまでは、仮ハハがガムバリます。
足を抱え込み、顔を埋めて眠るトワチャン。
すっかりリラックス。
あ、お目目はまだボンヤリとしか見えていないらしいです。
連れ帰った昨日の、イイヲの興奮具合ったら。
聞いたことのないキーキー声で吠え続け、くるくるくるくる回り続け…。
2日目を終えようとしている今は静かに過ごせています。
が、トワチャンの気配を感じると、むおぉーっっと獣と化。
ハッちゃんは最初こそ反応したものの、今は「見せて見せてー♪」と、
ただただのぞきたい様子。
動物は順応性が高い。
絡む事は当面なくても、早く慣れてくれますように。
で、またちょっとバタバタしちゃって。
ワタシ熱下がらず、変声期ピークでオッチャンオバチャンです。