「イッくんのオシリは、ハッちゃんが守るんやもん。」
とでも言いたげに、イイヲのオシリにくっついてばかりいるハクビ。
不調を察してのことか。
深夜にお水を飲ませたら、下って下って止まらなくなり。
ブーブー鳴るオシリに本犬が困惑。
絶食しても悪くなる一方だな、と判断。
朝から病院へ。
診察結果はいつもの「大腸性の下痢」。
「脱・オ下痢症」を掲げて、あれやこれやと試してきたけれど。
もう、あーだこーだ言うのはやめて、療法食に切り替えよう。
全面チェンジだ。
オ下痢が慢性化しているイイヲと、皮膚の弱いハクビ。
兼用であげれるフードはどれか、
その中で一番良いのはどれか、
獣医師に相談する。
うちの担当医はフードのお話が好きなのか。
フードの情報提供を求めた途端、
水を得た魚のように活き活きとし始めたのが印象的だった。
処方食の缶詰と、見慣れたお薬を数種。
清算している間、イイヲはジャンボなGR男子に夢中。
帰りの車内、
私のお昼にと買ったサンドウィッチを、
無理な姿勢でまさぐり倒すイイヲ。
「つぶれますっ、おやめくださいっ」
緊迫した腹の減り具合に、
ふぅふぅ笑いながらイイヲのまさぐりを阻止。
病院の行き帰りは、時間帯に関係なくいつも少し混みあう。
久方ぶりにシーガル(Seagull Screaming Kiss Her Kiss Her)を聴く。
切なくなる、「Seventeen」
好きな音楽って、何年たっても退化しないもんだなぁと最近よく実感する。
久方ぶりであればあるほど、新鮮。
お家に帰ると、
置いてかれたハクビが玄関ドアに張り付くように待っていた。
さみしい顔しちゃって。
本日初のイイヲ飯。
処方食缶詰3分の1缶の3分の1。
チョーチョビっと。
でも、燃えます。
ムラムラきてます。
ブレブレです。
3秒で完食。
もっどぐれーっと回転しまくって、
就寝。
『三角座りに見える寝。』
そういえば。
一日半絶食したのに、体重減ってなかったな。
はて?
イイヲ絶食の間、ハクビの食事光景は目に毒、お気の毒なので。
ハッちゃん、バスルームでごはん食べてました。
ごめんよ。