日々、早々と。

完全なる犬派がイロイロあってネコシェルターを開設。そこに至るまでと今とこれからのオハナシ。

26日からの経過。

何から書けばいいのやら…、といった感じなのですが。

ご心配頂き、ありがとうございます。

あれから3日。
リォンリの体調はあまり良くなっていません。


どんな様子かというと、


リォンリは毛に覆われているにもかかわらず、体全体が真っ白で、遠目に見ても血の気のない事がわかる。

ここ数日は冷え込んでいるので、毛布やタオルケットにくるまり、ただ眠るだけの日々を送っている。

時折むくっと起きあがっては、ゼハゼハと激しく呼吸をする。
低酸素のため、体が沢山酸素を吸おうと頑張っている。

食事はほぼ寝たままの姿勢で、私の手からゆっくりゆっくり食べる。
少し食べては眠るを繰り返し、小さなお皿一食分を食べ終わるのに4、5時間かかる。

日に日に悪くなっている気がしてならない。

土曜日、おぼつかない足取りとはいえ、歩いて部屋を移動していた。
リォンリ自身、まだにこにことしている印象だった。

食べる気力はあるので、オヤツの方をしっかりと見つめている。
夜からまたぐったりとし始める。

日曜日、免疫抑制剤を服用すると2、3日吐くかもしれないと言われていた通り、朝から激しい嘔吐。
そしてひどい下痢。
これはステロイドと抗生剤の副作用であろう。
この日は昨日に増して、一日中ぐったりといった感じ。
ソファーに上がることすら出来ない。
あんなに食べる事に執着していた子が、食べる事を億劫だと感じている。
歩くのも苦痛らしく、立ち上がってもすぐにへなへなと座り込む。


こんなにも突然!?

何故?

どうして?


という思いに苛まれる瞬間に何度も襲われる。

その度、
「生きてるんだから病気くらいするだろう。」
と気持ちを立て直す。



月曜日(今日)。

横たわったまま反応が薄く、全く起き上がってこようとしない。
ゼハゼハと、息の荒さが更にひどくなっている。
病院へは明日行くはずだったけど、
「日に日に弱っている気がする。今日は起きて来ない。」
と電話をし、赤血球の%が下がっていないかを確認するためにすぐ病院へ来て下さい。
と言われ、病院へ。

結果は、26日と変わりなし。
数値的には良くも悪くもなっていない。
赤血球の数値が下回っているようであれば、輸血をと準備していたそうだが、ひとまずもう少し薬で様子を見ることに。
骨髄の検査もした所、骨髄からはせっせと赤血球が作られているとのこと。(良かった!)
なので、それを血液の抹消で免疫が攻撃しているのならば、免疫抑制剤が効けば容態は落ち着くはず。

血小板に関して言えば、今回の結果5.2万という数値ではあるものの、顕微鏡で見れば10万はあるそうなので(といっても足りていないけど。)、やはりキャバリア特有の血小板減少症の疑いもある。
が、ここ数カ月間に行った、ワンドッグ(人間ドッグのワンコバージョン)や、アトピー治療の際の血液検査では全て正常値なので、やはり併発はしているのかも…。
しかし、今回その10万しかない状態でも注射や血液を抜いた後、自らで止血出来ているという事から、キャバ特有の血小板減少症の疑いも捨てきれない。


今年の1月、ワンドッグの時のもの。


今年の7月、アトピー治療の時のもの。

おそらくこの病気。と告げられていた【免疫介在性溶血性貧血】について、本当にそうなのか違うのかを調べる検査もすることに。
これには結果まで長い時間を要すとのこと。
この検査自体あまり感度の高いものではなく、10頭いたとして陽性反応の出るのが3頭、残り7頭は陰性となるらしいのだが、たとえ陰性が出たとしても、この病気であるという疑いがなくなるわけではないという曖昧なもの。
それを何故あえてやるのかというと、この病気だと断定された場合の治療や薬の選択肢が広がるから。
それに、陽性であれ陰性であれ、どっちみち付き合っていかねばならない病気なら、やれる事は全てやっておきたい。

リォンリの弱るスピードの速さに恐怖を感じずにはいられない。

獣医に、
「不安です。今ここまで弱ってる子が、薬が合えばまた元気に散歩へ行ったりごはん食べたりできるんですか…?」
とつい訪ねてしまった。
獣医は、満面の笑みで、
「はい!大丈夫です!」
と答えた。
信じよう。
借りずにはおれない獣医の力とリォンリの生命力。
そしてハハはバカみたいに明るくいよう。

明日も朝から病院です。
とにかく今は絶対安静。


ふと過去を思う。
私がブログを始めたのは、ちょうど2年前の9月だった。
あの時、今から2年後にこんな事を綴っているだろうなんて全く予想もしなかった。

そこからまだ遡ること9ヶ月。
3年前の12月にリォンに出会い、痩せっぽちの病弱そうなこの子が、ライオンみたいに強く逞しく育てばいいなという想いを込めて、「リォン」、ローマ字書きでライオンの意味を指す「lion」と名付けた。


へなちょこリォンリだけれど、その名以上に芯は強い子だと思うから、
こんな病気、やっつけられると信じてる。



ここまでガクンと体力の落ちた子が、そんな急に回復するとも思っていないので、私達はリォンリを労わりながらも、いつも通り過ごします。


恐いよー、悲しいよー、って、リォンリの前では泣いちゃ駄目だと思いながらも沢山泣いてしまったけど。
私自身ももう落ち着きました。
根拠はないのだけれど、ふつふつと、「治る!」という自信に溢れております。
いや、泣き言も言うんだけどさ。
浮き沈みも激しいけど。
それでも「治るから大丈夫!」と思えている私がいます。

ん。

頑張るのだ。


元気になって、

また走ろ!




*追記*

リォンリが入院しました。
昨日、この記事を書き終えたあと、横で眠っていたリォンリが苦しそうに起き上がり、もたつきながらトイレまで行き、真赤なオシッコをしました。
ひどい血尿です。
深夜、眠るリォンリの体はもの凄く冷たくて、ぎゅぅっと抱きしめてみたけれど、全然あったかくならなくて、ゼハゼハと苦しそうなだけだった。
朝いちで病院へ行き、朝に採尿したオシッコを渡し再度血液検査。

骨髄は今日も頑張って赤血球をつくっているが、免疫がどんどん壊していってしまい追いついていない状態なので、輸血してから赤血球を守る「人免疫グロブリン」という薬を点滴することに。(犬用は開発段階だそう。)
リォンの赤血球はとてもアレルギーを起こしやすい形をしてるらしく、病院にいるGRちゃんとクロスマッチしなかった時のために、知り合いの大型犬に声をかけておいて下さいと言われる。
リォンを預け、知り合いのワンコオーナーに連絡を取っていると病院から�пB
GRちゃんとクロスマッチしたので、輸血を開始します、とのこと。
今日はほっとひと安心ですが、今後何度も輸血しないといけない時がくると思う。
その度に合う合わないで苦労する事になるのかな・・・。

と、今(14時過ぎ)ちょうど病院から連絡があり、輸血うまくいってます。
ゆっくりゆっくり入れているので、閉院ぎりぎりの時間に様子を見にきてくださいとのこと。
もしかしたらその時一緒に帰れるかも…。

頑張れリォンリ!